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平成28年度 豊丘村戦没者追悼式

名誉村民称号贈呈式

名誉村民称号贈呈式

 本日ここに、多数のご遺族をはじめご来賓の皆様方をお迎えして、「平成28年度豊丘村戦没者ならびに海外犠牲者追悼式」を挙行するに当たり、戦没者各位の御霊に謹んで追悼と慰霊の誠を捧げます。

 諸霊には、苛烈を極めた戦いの中で、ひたすら祖国の安泰と繁栄を願い、最愛のご家族を案じながら、心ならずも遠い異郷の地で帰らぬ人となられました。

 国の御盾として戦禍に倒れ、散華されました数多くの方々のご心情とご無念を思うとき、戦後71年という長い年月を経た現在も、忘れることの出来ない深い悲しみが胸に迫ってまいります。

 また、最愛の肉親を失われたご遺族の皆様におかれましては、決して癒されることのない深い悲しみに耐え、立派にご子弟を養育されながら地域社会に貢献してこられましたご努力に対し、ここに改めて心からご慰労申し上げ、敬意を捧げます。

本 村は、戦没者各位の尊い犠牲とご遺族皆様方をはじめとする全村民のご努力と情熱に支えられ、戦後の混乱期を乗り越え、村民誰もが、住んでいる地域に自信と誇りを持ち、心を一つにしながらより良いむらづくりに遭進し、発展を遂げて参りました。

 これまで築き上げてきた繁栄を、次の世代に継承することはもちろん、命の尊さや平和の尊さを永遠に語り継いで行くことが、私どもの重要な責務であります。

 さて、戦後我が国は、世界に誇る経済大国、また平和国家として国際社会の中で確固たる地位を築いて参りました。

 しかしながら、世界各地では依然としてテロや地域紛争が後を断たず、今もなお多くの人々が傷つき、苦しんでおり、世界平和への道のりは、いまだ遠いことを痛感せざるを得ません。我が国においても、沖縄の米軍基地問題、尖閣諸島の問題、北朝鮮の核ミサイルの脅威など、国内外を取り巻く情勢は一段とその不安定さを増しており、一日も早い解決と、世界平和が訪れることを願ってやみません。

 そして、戦没者の方々や海外犠牲者の皆様の尊い犠牲と、ご遺族の皆様方のたゆみない努力の上に築かれた今日の平和と繁栄を、二度と手放してはならないと改めて肝に命じるものであります。

 本日、戦没者、海外犠牲者各位の御霊を前にして、私たちは、先の大戦から学び取った多くの教訓を忘れることなく、世界の恒久平和を願うとともに、これまで先人達が築き上げてきた歴史、文化、施策を糧としながら、全村民が「ずっとふるさと、もっととよおか」のとよおかスタイルの実現に向け、力強く歩んでいくことを、ここにお誓い申し上げます。

 幸いにも豊丘村が位置する伊那谷は、リニア中央新幹線開業、三遠南信道開通また新万年橋の完成も6年後に控へ、国内のみならず世界的な発展をも視野に入れた可能性を秘めています。残された私たちは、この豊丘村の自然と農地が織りなす、ふるさとの原風景を守りながら、時代を見据え、力を合わせて着実に前進していく覚悟です。どうぞお見守りください。

 結びにあたり、御霊の安らかならんことを、そして、永久にご遺族を守り、ふるさと豊丘村の繁栄と平和をお導き賜りますことを念じ、併せまして、ご遺族をはじめ、ご参列の皆様方のご健勝とご多幸を、心からお祈り申し上げ、式辞といたします。

平成29年3月29日   豊丘村長  下平喜隆

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